ポケットモンスターSV(スカーレット・バイオレット)が発売されたので, ミミッキュさんと遊ぶために購入してきました.
さて, ポケモンシリーズは社会派のゲームです.
今作は, 「いじめ」「不登校」「ジェンダー」「リカレント教育」がメインテーマとなっています.
過去の作品はどうでしょうか.
1996年発売の, ポケットモンスター赤・緑は「遺伝子操作」がテーマとなっていました.
1999年発売の, 金・銀は「資本主義」がテーマです.
2002年発売の, ルビー・サファイアでは「気候変動」でした.
2004年のファイアレッド・リーフグリーンは「遺伝子操作」をテーマとしつつ「島嶼部の市民生活」にも焦点をあてています.
2006年のダイヤモンド・パールは「鉱山労働者の人権」を扱った作品です.
ポケモンシリーズは鉱山労働者の人権に特に力を入れているようで, 2009年のハートゴールド・ソウルシルバーも鉱山労働者の人権をテーマとしています.
これは, ゲーム機に紛争鉱物を使用していないことを宣伝したい, 任天堂本社の力が働いているのだと思われます.
そして2010年, 人権問題の本丸である「アパルトヘイト」に切り込むブラック・ホワイトが発売されました.
欧米市場へのアピールのためか, 2012年には, ブラック2・ホワイト2も発売されました.
2013年にはX・Yが発売されました. これは見ての通り性染色体のお話で, つまりジェンダーを取り扱った作品です.
世界的に気候変動が話題となり始めた2014年には, オメガルビー・アルファサファイアを発売. 気候変動に関して警鐘を鳴らしました.
2016年のサン・ムーンは, 冷戦後に再び過熱しつつある宇宙開発に取り残される, 途上国の立場がテーマとなっています.
2017年には, ウルトラサン・ウルトラムーンが発売されました. 月や太陽を私物化する大企業を許すべきでないという任天堂の強い意志を感じずにはいられません.
2018年のLet's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイは, 「ペットの飼育放棄」「動物虐待」をテーマにした作品です.
2019年のソード・シールドは, 経済的に強い結び付きを維持しつつ, 人権問題に目をつぶりながらも対立を激化させる東西諸国という「矛盾」がテーマとなっています.
※個人の感想です.
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