2022年9月20日火曜日

令和4年台風14号と気圧の変動 BOSCH BMP280で高層ビル・地下鉄の気圧を計測してみた

台風といえば気圧センサ遊びですよね.

というわけで, 今回の台風はまだ東京に達していないものの,
先手必勝ということで, いくつかの地点で計測を行ってまいりました.

選定した地点は, 
①国会議事堂前駅の千代田線ホーム(地表からレール面までの深さ37.9mとのこと※1)
②国会議事堂前駅の5番出口地上部(地理院地図で標高9.5m)
③衆議院会館前交差点(地理院地図で標高28.2m)
④永田町駅の有楽町線ホーム(地表からレール面までの深さ23.7mとのこと※2)
⑤カレッタ汐留地下2階(地理院地図で標高4.0m...ホントか?)
⑥カレッタ汐留地上46階(地上約200mとのこと)
⑦東京都町第一本庁舎地下エレベータ乗り場(標高35m前後であるとみられる)
⑧東京都庁第一本庁舎南展望室(地上202mとのこと)
です.

地下鉄の駅などでは, 列車がトンネル内で動くことによる圧力波の影響を受けるため, 5回連続で値を取得し, 平均値を取ることにしました.
また建物の高さについては「標高●メートル」と「地上●メートル」の意味を吟味しつつ実験を行っています.



今回使用する気圧センサは, BOSCH社製のピエゾ抵抗式圧力センサ「BMP280」です.

これはスマートフォンの位置情報精度向上のために組み込まれているもので, 一流メーカーが回路設計を行っているため, その性能に疑いを差し挟む余地はないと言ってよいでしょう.

なお, 素子自体の相対精度は±0.12hPaで, 絶対精度は±1hPaです.
※相対精度は700~900hPaかつ25℃における値
※絶対精度は950~150hPaにおいて0~40℃における値

(あとは明日更新します)...と思ったら11月になっていました

以下に東京メトロ各駅の海抜一覧を置いておくので各自計算してください.



2022年9月19日月曜日

Allied Vision製GigEカメラの使い方メモ(Windows11環境)

Allied Vision製のGT2000CというGigEカメラを購入した.

実のところGigEカメラを自分でセットアップするのは初めてであり, 試行錯誤しながら勧めてゆくことにする.

① まず, Allied Visionのページ「Vimba SDK for machine vision cameras」から,ドライバをダウンロードする.

URLは, 今のところ https://www.alliedvision.com/en/products/vimba-sdk/#c1497

であり, クリックすると, 「Vimba_v6.0_Windows」という項目があるので, そこから最新版のインストーラをダウンロードする.

現在の最新版はVimba 6.0.0であるから, 今回はこれを使う.

インストーラは, 6.0.0では177MBであった(ブラウザにより表示が異なることに注意).

② インストーラを起動すると, 次のような画面が表示される.

このままでは「Start」ボタンがグレーアウトしており押下できないため, 適宜4つのボタンを押下する.

その後, 表示される画面を見てから戻ると「Start」ボタンを押下できるようになるため, そのように操作するとインストールが開始される.



上記の画面が表示されたら「Exit」ボタンを押下する.

③ インストールが完了すると, セキュリティに関するポップアップが出る.

これを許可すると, イメージングデバイスのインストールを許可するかというポップアップが出るので, これも許可する.

④ ここまで進むと, デスクトップに3つのアイコンが生成されているはず.


⑤ 今回使うのは一番下のVimba Viewerだけ. 起動する前に, Windowsのファイアウォールを無効化する必要がある. 


⑥ あとは, Vimba Viewerを起動していい感じに動かせばいい感じに画像が取得できるはず.

ここからは技術的な難しさは皆無で, 説明するまでもないため割愛します.

それでは.